金谷旅館の「千人風呂」 がおすすめのワケ
風俗三昧の週末もいいけれど、たまにはぶらりと各駅停車に乗って温泉旅館に泊まるのもいいものです。
保養地としても人気のある伊豆、そこには国内外からも多くの観光客そして立ち寄り湯として名を馳せる温泉旅館があります。
東京からも足を伸ばしやすい下田駅、そちらを一駅追い越した蓮台寺駅から徒歩で約5分、そこに日本人の心の琴線を刺激する懐かしき数寄屋作りによる金谷旅館があります。
創業1867年、まだ江戸と呼ばれた時代から人々の憩いの場であった金谷旅館。当時の風情を眼下の奥底で妄想してみれば、どれだけの人々がこの懐かしき香り漂う旅館を愛したのかが容易に想像できます。
金谷旅館の自慢は料理におもてなしが溢れる接客はもそうですが、やはり千人風呂でしょう。仙人ではなく千人、その由来はネーミングになるように1000人規模でも入浴できる大浴場にあります。
日本一ともいわれている総檜による大浴場千人風呂。自家泉源である河内温泉がコツコツと湧き続け、奥行20メートル、深さは1メートルのまるでプールを思わせる大浴場は圧巻の一言。
湯舟から壁、そして天井まで柔らかな檜に匂いで包まれ、どこか森林浴をしているかの感覚を覚えるほど。
千人風呂は大浴場の他に貸し切り、露天風呂に婦人風呂がありますが、雅で懐かしい記憶に浸れる大浴場は混浴なので、身体をガッチリタオルでガードした麗しき女性陣を視界に入れながら日々の疲れを癒せます。
なお千人風呂は金谷旅館の創業と同じく、非常に古い歴史を持っており、大正4年にまで遡ります。祖父母、両親、そして自分の子供。4世代に渡り金谷旅館に訪れ、千人風呂に浸かったという方も多い、まさに世代から世代に愛されていくそんな温泉なのですね。
因みに金谷旅館自慢の露天風呂には打たせ湯もあり、特に身体に打ち付ける源泉の心地よい刺激に癒しを感じるとの声は少なくありません。
河内温泉はアルカリ性で無色透明、サラサラとした泉質が特徴であり、飲用も可能なので美容に関心のある男性は用意されているコップでググイと飲む温泉を楽しんでみるのも素敵ですね!
金谷旅館周辺の蓮台寺は古来から温泉街として発展してきた歴史もあり、タイムトリップをしたような風情ある光景が広がります。
少し疲れた、そんな時は伊豆まで足を運んでフォトジェニックな金谷旅館に宿泊してみてはいかがでしょうか?身体だけでなく脳も温泉につけてみる、そうしたらきっとまた新しい週も頑張れそうな気がします。
千人風呂の住所 | 静岡県下田市河内114-2 |
千人風呂の料金 | 日帰り入浴 大人1000円(※時期によって料金は変動) |
電車(アクセス) | 伊豆急蓮台寺駅から徒歩4分 |
バス(アクセス) | 伊豆急下田駅からバス8分(河内温泉バス停下車) |
車(タクシー) | 蓮台寺駅約1分・約730円 伊豆急下田駅約6分・約1,270円 |