金沢城公園 金沢城と兼六園 がおすすめのワケ
加賀百万石の歴史を肌で感じる街、北陸石川県金沢市は前田家藩主おひざ元の風光明媚な城下の街。ゆらりゆらりと歩いてみれば、時代は令和から江戸の当時にまるでタイムスリップしたかのような錯覚を覚える程の風情溢れる情景が眼下に広がります。
金沢城は前田氏の居城として1580年に築城され、幾度も続いた不運の火災の結果、築城された当時の姿は残念ながら残っていません。1788年に再建された石川門は現在重要文化財に指定されています。なお有料の菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓は2001年に再建されたもので、金沢城は異なる時代に築城当時の面影を投影するように生まれ変わってきた歴史があります。
戦後は陸軍拠点や金沢大学のキャンパスなどを経て、現在は城としてではなく、金沢城を含む広大な公園として整備され、2001年には金沢城公園として生まれ変わりました。大河ドラマなどの撮影の舞台になることも多いそうです。
公園としての見どころを選ぶことは大変難しいですが、歴代藩主が愛でた玉泉院丸庭園や2020年に再現された鼠多門・鼠多門橋などは必見のスポット!
また金沢城公園と橋一本で繋がる兼六園も忘れてはなりません。日本三名園の一つとして数えられ、園内を回って観賞する回遊式庭園です。前田綱紀が1676年に別荘の蓮池御殿、そして付随する庭園を造ったのが兼六園の始まりと言われています。
春夏秋冬、異なる魅力が園内に咲き乱れ、目に飛び込む景観の素晴らしさはまるで絵葉書を覗き込んでいるかの様です。兼六園の「ことじ灯篭」や「唐崎の松」は特に見逃せないスポットで、唐崎の松は琵琶湖畔の唐崎の種に由来するものだと語り継がれています。また兼六園には300本以上もの紅葉が植えられ、毎年秋の紅葉の季節には赤、黄色、オレンジ色の美しい情景の紅葉狩りが楽しめますよ。
金沢城公園は兼六園と共に、例年秋と冬の夕方~夜の間、石川門や玉泉院丸庭園などを美しい光のライトアップで照らし出すイベントを開催しています。期間限定ではありますが、10月、11月の秋~冬の時期に訪れれば、最高の思い出の1ページになることでしょう。
なお兼六園は年中無休で入園料が大人1名320円、子ども1名100円となっています。金沢城公園に関しては基本的に入園料は無料です。ただし菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門も観光する場合は、大人320円、子ども100円の入場料が別途かかるのでその点には注意してくださいね!
金沢城公園の住所 | 石川県金沢市兼六町1 |
バス(アクセス) | 金沢駅から約20分(※路線バス、シャトルバス複数有) |
車(タクシー) | 金沢駅から約10分(約1420円) |