ひがし茶屋街 がおすすめのワケ
石川県金沢、フォトジェニックな古都。加賀藩の城下町として大きく栄えた金沢には、地元の人々だけでなく国内外からの観光客を惹きつけるスポットが点在しています。
日本を代表する庭園である兼六園から徒歩で約15分。移ろう雅な風景を横目に歩いて行くと、日本人の琴線を刺激する佇まいのひがし茶屋街が見えてきます。町屋のよう伝統の木造建築、青い空に揺れる木々がそよぐ中、しっとり歩く芸妓も見かける風景。
数百年前の光景を令和に残すこの茶屋街は、重要伝統的建造物保存地区として登録された情緒溢れる街並みが広がります。
このひがし茶屋街には現在も芸妓が興を添え、雅な舞で客をもてなしますが、通常一見が芸妓と触れあうことはできず、紹介があった場合のみ現在も営業中の茶屋に入店が叶います。
なお国指定重要文化財に指定されている文政3年(1820年)創業の変わらぬ外観、歴史と伝統を有している志摩は、ひがし茶屋街においても圧巻の存在感を放っています。
内部見学は可能で茶の間の江戸時代から残る囲炉裏、庭に佇む春日燈灯、月見燈灯、槍燈灯と四季折々の草花の共演は見物ですよ。なお奥棟には茶室である寒村庵があり、有料ではありますがちょっとした和菓子とお抹茶を楽しめるので要チェック!
観光地化されたひがし茶屋では数百年の歴史を誇る茶屋だけでなく、整備された伝統的な街並みに溶け込むように町屋カフェや割烹、バー、和菓子屋が立ち並び、中には日本の伝統工芸と触れられる場も設けられています。
例えば美かざりあさのでは、金沢金箔、加賀友禅などの伝統工芸品を販売しており、思わず手に取ってしまうKAWAII工芸商品を購入可能。また金箔貼りの体験講座も人気ですよ。
カフェや和喫茶と同様に最近人気なのが、加賀の和菓子である落雁に似せて作った洗顔石鹸落雁さぼん。まるでそのまま口に放り込みたくなる可愛さはインスタ映えする石鹸として人気で、お土産には金箔たっぷりの洗顔石鹸がおすすめです。
ひがし茶屋街では金沢らしい風情ある工芸品やカフェ、軽食を楽しみながら懐かしの古い街並みを楽しめます。なおフォトジェニックな写真撮影をするならば、暗がり坂、あかり坂付近、または夜景に浮かぶライトアップが美しい中の橋付近がおすすめです。
季節だけでなく時間帯や天候によっても、見せる表情が全く異なるひがし茶屋街の路地、時間が流れるのを忘れるようなタイムスリップの旅を是非楽しんでみてくださいね。なおひがし茶屋街には和菓子や金箔ソフトクリームなど食べ歩きにピッタリな名物も少なくありませんが、基本移動しながらの食事は厳禁なのでその点には注意してくださいね!
ひがし茶屋街の住所 | 石川県金沢市東山 |
車(アクセス) | 金沢駅から約10分 金沢東IC・金沢森本ICから約15分、金沢西ICから約25分 |
バス(アクセス) | 城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「橋場町」バス停から徒歩約5分 金沢ふらっとバス材木ルート「浅野川大橋」バス停から徒歩約5分 |