大谷資料館 がおすすめのワケ
栃木県宇都宮市、イマイチ何があるのか、何が観光名所なのかピンと来ない方は少なくないはず。
グルメで言えば宇都宮餃子は静岡県浜松市に並ぶ日本トップの餃子の名所で宇都宮市は餃子の消費量が日本一ともいわれますが、今回は餃子はさておき宇都宮には神秘的かつ、男が持つロマンをくすぐる観光名所があるのですそう!それこそが大谷資料館。
資料館といっても小難しい蔵書がズラリという訳ではなく、宇都宮で採石される大谷石の採掘場をそのままミュージアム化した観光スポットとして知られています。
大谷石なんて聞いたことがないという方が大半だと思いますが、大谷石は堆積岩の一種である凝灰岩です。宇都宮の特産石として知られており、柔らかい割に耐久性があり、吸音効果が高い石で、旧帝国ホテルや宇都宮市教育センターなどにも健材として利用されています。
栃木にはこの大谷石が使われた名所が複数ありますが、その源である地下採掘場は単なる炭鉱という雰囲気を度外視した、幻想的な場として非常に人気があるのです。
ひたすら地下に潜り、そこにそびえたつ巨石群とライトアップの共演は、まるでピラミッドの中を探索しているようなそんな気分。
採掘が始まった江戸時代から1960年代まで、そこで働いていた炭鉱たちの息遣いが聞こえてきそうな削りだした痕跡……、それらをダイナミックに一つの遺跡として展示しているのです。
芸術的なオブジェと反響する靴音と声、そんな幻想的な内部遺跡は様々なアーティストのライブやスチール撮影、またはCM、ドラマの撮影地としても知られています。
大谷石の採掘、運搬方法や道具などの展示に飽き足らず、2万平方メートルにも及ぶ地下空間では、厳かな環境の中で様々なイベントも行われ、何と結婚式も可能だとか!
壮大な採掘場跡地は、決して地質マニアだけのものではありません。まるでRPGの洞窟、神殿を思わせる内部は男一人の旅歩きにもピッタリですよ。
また敷地内にはRockside Marketというカフェもあり、フワフワのかき氷とジェラートが大人気!そしてミュージアムショップでは、知的好奇心を刺激してやまない大谷石をフィーチャーしたアイテムがズラリ。きっとお腹は満たされ、お財布はすっ空かんになることでしょう。
なお気になる大谷資料館の見学料金は大人1名800円ほどなので、ぜひぜひ関東圏の観光を思惑中の方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
大谷資料館 の住所 | 栃木県宇都宮市大谷町909 |
大谷資料館 の時間・料金 | 4月~11月9:00~17:00(最終入館16:30まで) 12月~3月9:30〜16:30 (最終入館16:00) 大人:800円 |
バス | JR宇都宮駅西口6番乗場から大谷・立岩行きに乗車し約30分。 東武宇都宮駅からは、東武駅前バス停で大谷・立岩行きに乗車し約20分。 資料館入口で下車して、徒歩約5分です。 |
車(タクシー) | 東北自動車道 鹿沼I/Cから車で約20分(13km)宇都宮I/Cから車で約12分(8km) 北関東自動車道 宇都宮/上三川I/Cから車で約40分(20km) 壬生I/Cから車で約30分(18km) |