近江町市場 がおすすめのワケ
なにかと見どころが多い金沢ですが、お腹を空かせた観光客たちから圧倒的な支持を得ているのが近江町(おうみちょう)市場です。日本のわびさびを感じる文化的な観光地というよりは、飲食店とお土産屋が所狭しに並ぶ、まさに金沢市民または観光客の台所といった雰囲気でしょうか。
見た目は何てことのない地方のアーケード街といった面持ちですが、実は加賀藩時代から続く由緒正しい市場であり、正式名称は「金澤青草辻近江町市場」といいます。300年以上の歴史を持つ市場は時代の流れとともに姿を変えてきましたが、それでも昔からの活気は変わらず、多くの市民と観光客で賑わっています。
けっして広い市場とはいえないからこそ、熱気や威勢のいい掛け声が飛び交い、古き良き市民の台所を実感できる場所です。
近江町市場は金沢駅(徒歩で約10分程度)、兼六園や金沢城、そして片町周辺からのアクセスも良く、どこへ行くにも観光の起点となる立地の良さも自慢。
単なる地方のアーケード街と思いきや、「エムザ口」、「十間町口」に「むさし口」など出入口はあちらこちらに点在し、その数は10にも及びます。
日本海で取れた新鮮な魚介類や地元金沢産の果物、野菜、そしてお漬物にローカルフードなど胃袋を刺激してやまない食品を約170のお店で楽しめます。お土産として魚介類を購入する観光客は多いですが、もちろん店先で新鮮な海の幸を食べれるところも少なくありません。
食べ歩きをしている方も多いですが、一番の定番は前述の通りその場で食べるイートインにあり!串刺しにしたフルーツをほおばるのも良し、またはネタが大きくて美味と話題の海鮮丼を楽しんでみてはいかがでしょうか?
基本的に時間を問わず楽しめる近江町市場ですが、新鮮な海産物をたっぷり堪能したい方は朝の時間帯がオススメです。取れたての魚介類のおいしさを余すことなく楽しめますよ!ただし、12時から14時頃は、観光客がランチ目的で多く訪れるので混雑が予想されます。
特に「刺身屋」や「井ノ弥」などは行列が絶えないお店として有名ですし、近江町コロッケや「岩内蒲鉾店」の手作り団子などは絶品なので食べ歩きのお供にピッタリです。
市場の2階部分にはゆったりと食事ができるレストラン街になっていますが、お弁当などの低価格を売りにしているお店は地下1階に集中しています。全国放送のテレビ番組などで紹介されることも多く、なんだかこのお店見たことがある!なんてお店巡りをしてみるのも楽しそう!
食事は通常予約なしで楽しめますが、行列とコスパの悪さはどうにもなりません。また、どうしても予算を抑えたいという方は、地下階か市場の外にある小料理や食堂を利用するといいでしょう。
なお、カニや甘エビ、名物ののど黒、加賀野菜などはクール便で自宅配送も可能なので、荷物に煩わされず市場観光ができますよ。食を満たすのにピッタリな金沢の観光地なので、美食家や地酒を楽しみたい方には欠かせないスポットとなることでしょう。
近江町市場 の住所 | 〒920-0905 石川県金沢市上近江町50 |
アクセス | 金沢駅から徒歩10分 |
定休日 | 店舗により異なる |